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【統合失調症体験談】”幻聴後”の社会とのつきあい方

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昨日は病院にいきました。通院日記と、幻聴の話です。

私は統合失調症という持病があります。発症したのは2013年。派遣社員として働いていた頃でした。幻聴がどのように起きるのかを主治医と話したので、幻聴の体験談をしたいと思います。

 

 

 

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統合失調症は幻聴が起きる

 

私のケースになるので一般化できないため、ご了承ください。私の場合は、とっても傷つくような幻聴と幻覚が多かったです。

 

統合失調症って、多くの場合、「組織が自分のいのちを狙ってる」という妄想が爆発することが多いんですよ。私の友達もほとんどが「組織が」「黒い服の人が」「GPSが」っていうんですね。

 

私も同様で、私の場合は、自分が勤めていた職場と、その前の職場と、プライベートとが全部、その「組織」と紐ついてしまって、何があっても、自分の命がおびやかされているのではないか、という妄想に支配されていたのです。

 

統合失調症の幻聴ってどんなもの?

 

内容はとっても傷つくものでした。たとえば、私はつらくてつらくて、部屋でクビを吊ろうとしたんですね。クローゼットにベルトをかけて、準備したんですけど、できなかったんです。

 

そして、翌朝会社にいったら、そのことが職場の人たちに筒抜けで、職場の人全員に笑われました。どっかーんって会社の人達が「死ねなかったんだって」といって大爆笑しており、余計に苦しくなりましたし、傷つきました。

 

他にも、退院したときに、手続きしに役所へいったんですけど、役所の人がカウンター越しにみんなでこっちを指さして、嘲笑してるんですね。「あいつだ!退院してきやがったぞ!まだ生きてるなあゲラゲラ」みたいな。それもつらかったですし、たたでさえ症状でつらいのに、どうしてこんな目にあわないといけないのだろうってとても悲しく思います。

 

幻聴の結果、誰かを攻撃してしまう人も

 

ここで怖いのが、人を傷つけてしまうことです。統合失調症って、自分のいのちがおびやかされていると感じてしまうんですよ。だから、殺されるぐらいなら、ということで、攻撃に転嫁してしまうという気持ち、恐ろしいですが私は理解できてしまうんです。

 

統合失調症の幻聴は、患者を追い詰めます。だから、うわーって人を殺めてしまう気持ちがわかってしまいます。とてもおっかないことですけれども。統合失調症の結果、人を殺してしまうこと、私もあるかもしれない。だから、そんなことが起きないよう、薬はしっかり飲まないと、と思っています。

 

統合失調症の幻聴が起こった”後”のつきあい方

 

そして、今月の通院では、発症したときにつらい思いをした「場所」にいくべきか、という話になりました。たとえば、ラーメン屋さん。私は症状がピークの頃、パートナーとラーメン屋さんにいって、「今日でお前の命も終わりだな」という声が、カウンターごしに聞こえて来たんですね。

 

そして、先週、そのラーメン屋さんにまた行くことになったのです。ラーメンがただ美味しいというだけで、彼が行きたがっていたので。今は薬を飲んでいるから、何も聞こえてきませんでした。ただし、すごく勇気が必要でした。

 

他にも、病気まっさかりのときに、近所のチェーン店でアルバイトの人たちがガラス窓に張り付いて、こちらをみて何か言ってるという幻聴・幻覚もありました。そこもしょっちゅう通るからつらいです。

 

治療で症状がおさまってからも、生活はしていかなければなりませんから、そうした記憶の場所に行かないといけないことがあるんです。

 

医者のアドバイスは?

 

私の主治医は本当に中途半端で、私が「役所やラーメン屋さん、過去に症状が出た場所にいくのが怖いです。どうしたらいいですか?」と聞いても、「うーん、できる限り行かないとか、行っても大丈夫だったら、それをメモするとか」と、どうでもいい答えしかくれませんでした。

 

なんか、今の主治医、あんまり優秀じゃないような気がしてきました。

 

だから、自分の力でなんとかしていくしかありません。私が考えているのが、「意味付けを行う」ということ。

つまり私は今、該当の役所やラーメン屋、そしてチェーン店が過去の幻聴と紐ついてしまっているので、そこに再び訪れて、なにもないという経験を積み重ね、そして「私はもう大丈夫。でももうあんな思いをしたくないから、薬はちゃんと飲もう」というふうに、意味付けを変え、さらには薬を飲む動機づけにしていくのです。

 

そして、自分で自分の記憶を上乗せしていって、安全な記憶で上書きしていくということ。そうやって対処するしかないのかなって思っています。

 

まとめ

 

幻聴は本当におっかないものです。でも、薬を飲んだらおさまえることがほとんどなので、安心してください。そして、つらい記憶はどんどん良い記憶で上書きしていって、つらいことを克服していくようにします。

 

薬をちゃんと飲んで、幻聴の記憶ともしっかり向き合っていく。あんまり無理は禁物なのですけど、日常から逃げるわけにいかないので、前向きに生きていきます。

 

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