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「差別的な社会と決別する」をミッションに、当事者が統合失調症について情報発信していきます

閉鎖病棟って何してるの?統合失調症で入院したときのブログ

閉鎖病棟

 

閉鎖病棟の中がみたいですか?関心ありますよね。ちょっと怖いですけど。電子機器は持ち込み禁止だし、友達をつくるのもNG。さらには、トラブルが多くて、変な声も聞こえる‥

今日は閉鎖病棟で何が行われているか、そして、私自身が、2012年に統合失調症を発症し、入院したときの記録を書きたいと思います。

 

 

 

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いってしまえば究極のミニマリズムだぞ

 

いま、ミニマリストって流行ってるじゃないですか。若い人を中心に。モノを捨ててスッキリと暮らし、そして日常の選択を少なくすることで、人生のやるべきことに集中する思想。それって私もすごく素敵だなと思っていて…

 

そんなミニマリズムなんですけど、閉鎖病棟は究極のミニマリズムですよ。荷物なにもないですもん。あるのは

 

拘束具のついたベッド

トイレ

トイレットペーパー

水飲みようのコップ

パジャマ

 

 

だけです。水飲み用のコップだけもって、半裸で暮らしていた古代ギリシャのディオゲネスみたいですね。ディオゲネスは最後にコップを叩き割ったそうですから、閉鎖病棟の負けですね。ディオゲネスには負けますけれども、とにかくトイレットペーパーとコップだけがある閉鎖病棟に入れられるわけです。

 

トイレはあるけど、タオルはありません。それで自殺しちゃう人がいるからじゃないですかね。そればかりか、職員に襲いかかったら危険じゃないですか。だからおトイレのあとはトイレットペーパーとか、自分のパジャマで手をふきます。

 

変な声が聞こえてくる

 

ミニマリストになれる空間。それが閉鎖病棟。さらに3食ご飯も運ばれてきて、掃除もしてくれる。それだけなら良いんですよ閉鎖病棟。快適です。しかし、怖いのがですね、変な声が聞こえてくるんです。怖いでしょ?

 

変な声は2種類あって

 

1.自分自身の幻聴から聞こえる声

2.近くの部屋の人がわめいている声

 

 

が聞こえるんです。これがまじホラー。

私は、2度入院してるんですね。初診のときは、いきなり統合失調症になったもので、ほんとうに苦しく、幻聴から声が聞こえてきて閉鎖病棟でも辛かったです。

 

でも、幻聴は薬を飲んだらある程度おさまるんですね。だから2回めの入院のときは、自分の病気による声は聞こえてこなくて、そのかわり、2の、他の部屋の病気である方々の声がリアルに聞こえてくるんです。これが怖いんですよ。

 

わけわかんないことを言ってる人もいますし、しくしく泣いてる人もいます。考えてみてください、精神病院に入って、壁越しに人の泣き声聞こえてきたら、マジで怖いですよ。ほんまそれだけでですね、はよ退院させてくれっていう気になるんです。あんなこと怖くて居座れないですよ。

 

どんな治療が行われる?デンパチはあるの?

 

昔は精神病院ではデンパチという良くない治療法が行われていたんですよ。電気をばちーっとあてて、脳をショックで正常化させるっていう無茶苦茶な治療。精神病院はほんとうに最近まで人権無視の世界でしたから、こんなデンパチが行われていたんですね。

 

ただ、いまはデンパチしたって人いません。昔から統合失調症の高齢の方で、はるか昔にデンパチを経験した人が、たまにいるぐらい。

 

では何をやっているかというと、投薬治療です。薬飲んで、医者や看護師さんと話するだけ。ただし、暴れる人、攻撃する人、自殺しそうな人は、ベッドに拘束されます。私はおとなしい性格なので拘束されたことはないのですけど、経験者によるとトイレは垂れ流し、呼んでも来てくれない、ご飯と薬を口からいれられて、天井みながらうめきつづけるだけという人権無視の所業だそうです。

 

こういうの、確かにひどいですけど、自殺したり人を殺めたりするリスクがありますから、仕方ない側面もあるというか、他に手段がないのかもしれないですね。死にたい死にたいといっていると、精神病院に入ったときに、ベッド拘束されちゃいますので、メンヘラもほどほどにしましょう。

 

閉鎖病棟の中はトラブルだらけ

 

そして、上記はすべて個室の話です。そこから、症状が改善してくると、大部屋に写されるわけです。個室は何かとコストがかかりますし、いまは入院したがる人も多いので、大部屋でベルトコンベア式にケアされます。

 

その閉鎖病棟の大部屋は、人間関係のトラブルだらけです。

 

テレビの時間に、みんな見てるのに番組を変える人

大声で歌う人

相部屋なのにラジオを大音量でかける人

トイレのドア前回で用を足す人

運動不足解消に、独り言をいいながら廊下をぐるぐる回っている人

生活保護の不正受給を自慢する人

夜の公園へデートに誘ってくる人

 

 

そりゃあみなさん、病気でリアル社会からはじき出された、本当の不適合者さんばかりですから、不適合者同士で集団生活させると、本当に非常識の連続でしんどくなります。私もその一員です。

 

迷惑な人が多く、そしてトラブルを起こすと、お注射をぷちゅーっと打たれます。鎮静剤ですね。はあ、書いててつらくなってきました。

 

性のトラブルは起きる?

 

では、男と女が相部屋になって、性的トラブルは起きるのでしょうか。もちろん、人と人が集団生活ですから、恋愛はうまれると思います。誰かを好きになること、全然悪いことじゃないですし。

 

ただ、それとは別に、誰彼かまわず性交渉を持つ人はいます。これは実社会でも健康体の人でも、いると思いますが、精神病院でも、やっぱり性的トラブルを起こす人はいるんですね。

 

私は精神病院に入院するまで、生活保護を受けながら暇にあかせて恋愛している人たちを、いいなあと思っていたんですね。お金が振り込まれてきて、無限に時間があって・・・でも、実際の彼らの生態を間近にみると、そんな感情は消え失せました。

 

恋愛と言っても、みすぼらしいおばさんと、よだれをたらしたおじさんと、生活保護の不正受給者のおじさん。そんな三角関係、うらやましいですか?私はむしろ、汚いもの見せてくれるな、という感じでした。差別発言でしょうか?いやむしろ対等に扱っているからこそ、嫌悪感を持つわけですが。

 

『ブラックジャックによろしく』の第9巻(精神科編)にあるように、性的奔放はあるのです。ただし、あの漫画のように、美少女がやりまくっているということはありません。汚い人たちの見たくない性的トラブルばかりです。

 

ただ、美人は多いです。これはよく言われていることですけれども、精神科にははっとするぐらいの美女が非常に多いのです。不思議ですね。

 

実はみんな結構検索している

 

閉鎖病棟や統合失調症って、結構、インターネットでGoogle検索してる人多いんですよ。「統合失調症ブログ」や「閉鎖病棟 ブログ」そして「集団ストーカー」っていう単語でも、かなりの検索数があるんです。

 

悩んでいる人が多いのか、興味本位なのか、それともご家族ご友人なのか…とにかくニーズがあることは確かなのです。そして、Googleは多種多様な検索結果を表示することで、多種多様なユーザーの悩みに答えようとします。

 

そんな感じで、今日は見に来てくれた人の好奇心を満たすために、閉鎖病棟の中身についてのブログを書いてみました。楽しんでいただけましたでしょうか。私たちは同じ人間です。人権を侵害されたら苦しいし、差別にあえば心を痛めます。ぜひ、知識を持つことで、偏見をなくしていただきたく思います。

 

 

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